宿根アスター

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宿根アスター

寒さが段々ゆるむ3月は成長が始まる時期なので、植えつけや株分けなどの適期となります。

植えっぱなしでいい宿根草も、数年に1回は株分けをすると株が若返って生育がよくなり、花つきもよくなります。

そこで宿根草の株分けの方法を紹介!

3月は株分けの季節

3月は晩秋から秋に咲く植物の株分け適期です。
株への負担が少なく、根づきがよいのです。

宿根草は植えっぱなしでも咲きますが、
植えっぱななしにしておくと芽数が混んできてでよい花が咲かなくなってきてしまうのです。

混みすぎた芽を減らすと1つ1つが充実して花つきがよくなります。
特に鉢植えは根詰まりをおこしやすいので早めに株分けをして新しい用土で植え替えましょう。

ここでは株立ちになるタイプと地下茎で増えるタイプの宿根草の株分けを紹介します。

用土は市販の草花培養土や
赤玉土小粒5:鹿沼土小粒2:腐葉土3などで配合した水はけ・水持ちの良い用土を使うとよいです。

株立ちタイプの株分け方法

株立ちタイプの植物は宿根アスター、エキナセア、リンドウ、アガパンサス、クジャクアスターゲラニウムなど。

ここでは宿根アスターの株分けをします。

株立ちするタイプは株元からたくさん芽が出てきます。

宿根アスター株分け

鉢がいっぱいになってしまうと育つスペースがなくなってしまいますので株分けしてみましょう。

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まずは鉢から取り出し、古い土を落とします。

株分けする時は5~6芽くらいの塊で分けていきます。
あまり少ないと生育も悪くなります。

芽の数が5~6個ある事を確認して株を割ります。

春は植物の成長が早く、すぐに新しい根が出てくるので思い切って分けましょう。

今回は6号鉢に植えつけます。
鉢底石を敷いた鉢の半分くらいまで草花用培養土を入れます。

分けた株を1つ置き、培養土を足します。
株元の成長点を埋めてしまうと生育が悪くなるので気を付けましょう。

宿根アスター株分け

地下茎タイプの株分け

宿根サルビア、ビデンス、シュウメイギク、アレキアなどが地下茎タイプ。

地下茎とは地中にはった茎の事。
養分や水分を蓄えています。

びっしり重なるように地下茎が伸びてきますので、こうなったら株分けしていきましょう。

地下茎の株分け

地下茎タイプは節から芽を出します。
芽が混み合ってきたら株分けしましょう。

まずは地下茎を傷めないように気を付けながら古い土を落とします。
1つの株に20cmぐらいの地下茎をつけて割っていきます。

地下茎を伸ばして20cm程度のところで切ります。
これで株分け完了。

分けた株は植えつけます。
地下茎が埋まるように培養土を入れましょう。

地下茎の株分け

残った地下茎は株を増やしたい場合は、10cm程度に切り分けて水平に用土の上に置き、軽く土をかぶせ乾かさない用に管理します。一か月ほどで初根します。

どの株も植えつけ後はたっぷりと水をやって育てましょう。

庭植えの場合も方法は同じです。

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