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家庭菜園で人気ナンバーワンの野菜のトマト。
その中からミニトマトを露地栽培(畑)で苗から育てる方法を紹介!
植えつけの適期は4月下旬から。
土づくりの方法
【土づくり】
ミニトマトの適した土壌酸度はPH6.0~6.5です。
もし、酸度計があれば酸度をはかり、酸度が強かったら苦土石灰をまきます。
雨が多い日本は土が酸性に傾きがち。
苦土石灰をまき弱酸性にします。
1㎡あたり100g~150gほどまきます。
土と石灰がよく混ざるように耕します。
平らにならしたら1週間ほど寝かせなじませます。
続いては堆肥と化成肥料をまいていきますが、
溝施肥にするとよいです。
溝施肥とは区画に溝を掘り、そこに堆肥や化成肥料をまく方法。
肥料を長く効かせる事ができるため
収穫までおよそ2か月かかるミニトマトの栽培におすすめです。
ここでは苗を2列で栽培ということで60cmあけて溝を2つ作ります。
溝の幅は20cmぐらい。クワの幅と同じです。
深さは20~30cmぐらい。
少し深めに掘ります。
1列の場合は真ん中に溝を掘ります。
【肥料をまく】
溝が出来たら堆肥や化成肥料をまいていきます。
まずは溝全体に(完熟牛ふん)堆肥。
1㎡あたり6リットルをまきます。
その上に化成肥料を満遍なく
1㎡あたり100~150gまきます。
さらに熔リンを1㎡あたり50g、
魚かす(魚粉)を1㎡あたり50gまくとよいです。
熔リンは実をとる野菜には実付きをよくします。
魚かす(魚粉)はトマトを甘くします。
肥料をまいたら周りの土を溝に埋め戻します。
【畝を立てる】
続いて畝を立てます。
区画の外側を掘り、すくい上げた土を内側に積み上げていきます。
立て終えた畝の表面は平らにならし余分な水がたまらないようにします。
土を盛り上げる高さは10cm目安。
土を盛る事で水はけがよくなり野菜が成長しやすくなります。
トマトは乾燥した土を好むので大きな効果が期待できます。
【マルチを敷く】
続いてマルチを敷いていきます。
マルチを畝の表面に敷くと土の温度が上がり、野菜の生育がよくなます。
光も遮断するので雑草も防除できます。
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マルチは畝全体を覆うように畝より30cmほど大きめのものを用意。
たるみができないようにマルチの端を足で踏み、土をかぶせて固定します。
苗の植えつけ
苗を購入する場合は葉の色が濃く青々としていて茎の太い苗、
一番花が咲いているかつぼみがついた苗を選ぶとよいです。
トマトは大きく育つので株の間隔は50cm。
風通しをよくするために列の間隔は60cmほどとります。
植えつけの際にはメジャーで間隔を測り、指で簡単な穴をあけ目印をつけるとよいです。
目印をつけたころにマルチ専用の穴あけ器などを使い、植え穴を掘ります。
そして、植えつける前に水をやります。
植えつける前に水をやると根がしっかりと張ります。
水が引いたら苗を植えつけます。
トマトは一定方向に花付くという性質があります。
そのためつぼみを道路側に向けて植えると後々の手入れや収穫が楽になります。
つぼみの向きに気をつけながら植えたら、最後に株元に土を寄せしまます。
【支柱立て】
苗から10~15cmのところに長さ2mほどの支柱をたてます。
実は花が咲いている方向につくので、支柱は花の裏側に立てるとよいです。
株と支柱を麻ヒモなどで8の字状になるように結んで誘引します。
誘引後にはたっぷりと水をやって下さい。
【わき芽とり&誘引】
葉の付け根から出てくるのがわき芽。
伸ばすと養分を取られるので小さいうちに摘み取ります。
日当たりや風通しもよくなり、病害虫の発生も予防できます。
わき芽をすべてとって、「一本仕立て」にするのが一般的です。
わき芽は生育中は次から次へと出てくるため
1週間に1回ぐらいの割合でチェックするとよいです。
手でつまんで横に倒すと簡単にとることができます。
そして1週間に1回ぐらいのペースで伸びた茎を支柱に誘引します。
わき芽を摘み取ったときに一緒にやるといいと思います。
【収穫】
花が咲いて20~30日後くらいから収穫できるようになります。
赤く色付いたら収穫してください。
【ポイント】
どちらかというと乾燥気味にして育てます。
そのほうが甘くなります。
また連作障害があるので同じところで育てるのは4~5年はあけます。
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