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2016年10月9日放送のNHK「趣味の園芸」は
育てたい花・秋「キンモクセイ」
その中からキンモクセイに関するお悩み
「花が咲かない」という質問に
園芸研究家の上条祐一郎さんが答えます。
キンモクセイの花が咲かない原因
園芸研究家の上条祐一郎さんが
よく耳にするキンモクセイに関するお悩み。
キンモクセイは「花が咲かない」という
質問が意外と多いそうです。
考えられる原因はいくつかあるそうで
それを教えていただきました。
日照不足
花が咲かない原因の一つとして日照不足があげられます。
キンモクセイはお日様が非常に大好きな木なので、
お日様がないと花がつかないのです。
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鉢植えの場合も観賞する時にはどこでもいいのですが
生育期は必ずよく日の当たる所で
育てるというのが大事になります。
剪定の時期が遅い
キンモクセイは春から新しく伸びた枝に
花芽を多くつけるという
新枝咲きのタイプ。
大体花芽は7月~8月の上旬にかけてつくられますが、
春のせん定が遅れるとその花芽の形成する時期に
大きく影響する事があります。
せん定は3月中におこなう必要があります。
花芽ができるのは7月~8月で間があるので、
3月よりあとで剪定してもいいのではと思いがちですが
3月のせん定のあとに芽が伸び始めて
花芽の形成時期までに十分充実するための時間が
必要なのです。
その時間が足りないと充実度が足りなくなって
花芽の形成時期になっても花芽をつくられない場合が
あるのです。
ですので3月を大きく遅れた場合は
その年のせん定は見送った方が
花を確実に楽しむ事ができるともいえます。
それは鉢植えも庭植えも同じです。
花後に切り過ぎた
キンモクセイは常緑樹で寒さが少し苦手なので
秋に強いせん定をするのはよくないです。
強剪定は3月ごろ。
3月でしたらこれから暖かくなりますし
寒さで木を傷めるという事がないので
強せん定は安全な時期です。
花後の庭木のせん定は
表面の飛び出した枝凸凹に飛び出した枝を
切って整えるというのが目的です。
秋のせん定は軽く表面を
整えるという事です。
その他
キンモクセイはある程度の樹齢に達しないと
開花しないという性質があります。
その樹齢の見分け方があります。
それは株元の幹の太さ。
この幹の太さがおおよそ1.5~2cmぐらいあると
開花する樹齢に達していると判断できます。
また、庭植えをすると植えつけてから2~3年は
花が咲かなくなることがあります。
これは花を咲かせることよりも枝葉や根を成長させて
木が大きくなる力の方が強くなるからです。
しかし、2~3年たつとよい花が咲くようになります。
ぜひ花を咲かせたいですね。
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