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ヤマイモは古くから滋養強壮の効果が高いと珍重されてきたスタミナ野菜。
独特のネバネバした食感とユニークな見た目が特徴の人気野菜です。
そんな山芋の中の長芋の育て方を紹介!
ヤマイモとは?
ヤマイモの種類としてはナガイモ、ジネンジョ、ツクネイモ(伊勢ではイセイモ)、イチョウイモ(ヤマトイモ)などがありますが、ここでは長芋を育てます。
ナガイモは春に植えつけて晩秋に収穫します。
およそ8か月かかります。
長芋はタネイモから育てます。
タネイモは園芸店などで手に入ります。
一見食用のものと同じに見えますが、
植えつけ後の病気を防ぐために検査などが行われています。
4月の上旬から5月の上旬ぐらいがナガイモの植えつけの適期。
土づくりの方法
【土づくり】
雨が多い日本は土が酸性に傾きがち。
苦土石灰をまき弱酸性にすれば野菜が育ちやすい土になります。
1㎡あたり100gまきます。
今回はクワではなくスコップで苦土石灰を混ぜながら耕していきます。
土がかたいとナガイモが曲がってしまったりしっかり育たなかったりするので、
土をスコップでしっかり掘って耕します。
スコップでの耕し方は
常に掘った場所を崩すようにさし込み、後退しながら掘るのがコツです。
深さ30cm以上が目安。
スコップの刃がしっかりと隠れる程度です。
まっすぐなイモを育てるためにも土の塊は丁寧に砕き、
小石などがあれば取り除きます。
平らにならしたら1週間ほど寝かせなじませましょう。
続いては堆肥と化成肥料をまいていきますが、
肥料のまき方は溝施肥にするとよいです。
溝施肥とは区画に溝を掘り、そこに堆肥や化成肥料をまく方法。
区画全体にまくよりも肥料の効果が長もちします。
真ん中に溝を掘っていきます。
区画の中央にクワでまっすぐに溝を掘ります。
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溝の幅は15cm、深さは20~30cmぐらい。
溝が出来たら堆肥と化成肥料をまいていきます。
まずは溝全体に堆肥。
1㎡あたり3ℓをまきます。
土をフカフカな状態に改善し根が張りやすくなります。
その上に化成肥料を満遍なくまきます。
1㎡あたり100~150gまきます。
タネイモの植えつけ
そして溝の中にタネイモを植えていくのですが、
肥料とタネイモが直接触れあうと肥料焼けをおこすことがあるので
掘って盛り上げた土を10cmほど埋め戻し、平らにします。
肥料焼けというのは直接肥料とイモが触れ合うと
イモがしおれてしまったり枯れてしまったりする事です。
タネイモを植えていきます
埋め戻した土の上にたねいもを土に寝かせるように横向きに置きます。
向きをそろえます
タネイモは細くなっている方から芽が出てその下にやがてイモとなる根が育ちます。
向きをそろえて植えるとお互いの成長を邪魔する事なく大きく育ちます。
芽が出る先の方を30~40cmあけます。
クワで土をかぶせ、溝を埋め戻します。
雨が降ったりすると水がたまってイモが腐りやすくなるので、
高さ5~10cmぐらい土を盛り上げます。
タネイモの中にも水がたくさんありますので、
水やりはほとんど必要ないです。
2~3週間も雨が降らないような時には水やりをしてください。
支柱立てと今後の手入れ
1か月ほどたったらつるが伸びだします。
そしたら支柱を立ててつるを支柱に絡ませます。
ナガイモはつるが伸び、光合成をします。
その光合成の養分がイモの方に回ってイモを太らせます。
なので、支柱を立てて葉によく日が当たるようにします。
支柱の立て方は簡単!
発芽した場所を中心にし15~20cm離れた場所に
3本の支柱を三角形になるようにさし上部を麻ひもで固定するだけ。
つるが伸びてきたら支柱に絡めます。
あとは自由に巻きついていきますから大丈夫です。
今後の手入れは月に1回程度追肥と土寄せをします。
その後の育て方はまた更新します。
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