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2019年6月に放送されたNHK趣味の園芸。
家で鉢でライチの育て方やおすすめの品種などについて
果樹研究家の大森直樹さんが教えてくれました。
自家製ライチ
日本では冷凍の輸入ものが多いライチですが、
実は日本でも自宅で育てることができます。
鉢植えだとおよそ3年で実をつけるまで育ちます。
冬も3℃以上なら外で大丈夫。
霜が降りそうな夜は室内へ。
基本情報
【科名・属名】
ムクロジ科レイシ属
【形態】
常緑小高木
【樹高】
1~1.5cm(10号鉢植えの場合)
【開花期】
3月中旬~4月下旬
おすすめの品種
大丁果
中国原産。種が小さくあっさりした甘みが特徴。
チャカパット
タイ原産。
日本では主に宮崎で栽培されている
大粒でギフト用の品種。
クェイメイ・ピンク
種が小さいので食べ応えがあり
収穫量も多い品種。
育て方のポイント
よい苗木の選び方
信頼のおける園芸店や
ネットなどでとり木苗を選びます。
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とり木苗は枝の途中から初根させ
そこで切り取り苗にしたもの。
植えつけ2~3年目での収穫が見込めます。
株元から枝分かれし、コンパクトで
葉が茂っている苗を選びます。
植え付けで用意するもの
・番組では10号スリット鉢
苗よりも2~3周り大きいものを選ぶ
・培養土7:3赤玉土
一般的な培養土に赤玉土中粒を3割ぐらいまぜる
ライチの植え方
1.鉢の3分の1まで用土を入れる。
※鉢底石などは入れない
2.ライチの苗のポットをはさみなどで切り、
苗を取り出す
※ライチは根が傷みやすいので
根鉢は崩さずていねいに扱う
3.苗を入れ、鉢のふちとのすき間に用土を加える
4.手を差し込み、苗と用土を密着させるよう
指でよく土を押し込む。
※より多くの土が入り株が安定する。
5.植え付けが終わったらたっぷり水やりをする。
植え付けの時期
苗を入手したらすぐに植え付けます。
ただし、真夏と真冬は避けます。
育て方
植え付け後1週間~10日は半日陰に置く。
置き場:日の当たる場所
水やり:土が乾いたらたっぷり
夏場は毎日水やり
冬場は1週間~10日に1回ぐらい
肥料:8月の終わりごろに緩効性化成肥料を
規定量より少なめに株元に置く。
1年目は根を張らせるために
ほとんど肥料はやらなくてよいそうです。
冬越し:購入して初めての冬は夜間は屋内に入れますが
日中は戸外に置き、冷気にあてます。
日中でも2℃を下回るようなら家の中に入れます。
剪定や摘花など
※剪定や摘花などについては触れられていませんでしたが
わかる範囲で紹介します。
摘花
花は多すぎると結実率が悪くなるので
密集しすぎている花は摘花します。
全体の3分の1ぐらいに減らします。
収穫
赤く色づいたら収穫します。
実につながる細い枝ごと切り取ると
剪定代わりになって秋の枝を充実
させることにもなります。
施肥」
開花前に置き肥、収穫直後に追肥。
緩効性化成肥料を規定量より少なめに
施します。
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