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パセリは地中海沿岸が原産でギリシャ、ローマ時代から薬用として利用されてきたそうです。
パセリには縮葉タイプと平葉タイプがあり、日本では縮葉タイプが一般的ですが、ヨーロッパでは平葉種がポピュラーです。
どちらも育て方はほとんど同じですが、こちらでは平葉タイプのイタリアンパセリの育て方を紹介します。
イタリアンパセリ 種からの育て方
イタリアンパセリは種から育てると発芽まで時間がかかり、育苗にも時間がかかるので、苗を植え付けるほうが簡単です。
けれども以前育てて採取した種があったり、種からちゃんと育てたいという人もいるのではないでしょうか?
そこで種から育てる方法を紹介します。
【育てる環境】
生育適温15~20℃で、冷涼な気候を好みます。
日当たりの良い場所を好みますが、真夏の暑さには弱いので、
鉢の場合は半日陰のところに移動させたほうがよいです。
【タネのまき方】
イタリアンパセリの種をまく時期はだいたい3~5月、9月~10月です。
プタンターは深さが15cm~20cmぐらいのものを使うとよいです。
プランターや鉢に鉢底ネットをしき、鉢底石を敷き詰めます。
培養土を入れます。
土はウォータースペースを3cmほどとっていれ、平らにならします。
種は点蒔きにします。
株間を10cmほどとって蒔く位置を決めます。
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イタリアンパセリの種は発芽率があまりよくないので一ヶ所に10粒ほどまきます。
【間引き】
1週間~10ほどで発芽がそろいます。
間引きしながら育て、本葉が4~5枚ごろに一ヶ所1本にします。
間引いたら株元に土寄せします。
【水やり&肥料】
乾燥には弱いので、土の表面が乾いたらたっぷりと水をやります。
肥料は生育期間中は1ヶ月に1~2回ほど化成肥料を追肥するか
週に1回ほど液体肥料を与えるとよいです。
【収穫】
本葉が12枚以上になったら収穫できます。外葉から収穫します。
常に8~10枚くらい葉を残して収穫すれば、長い間収穫できます。
害虫の駆除方法
イタリアンパセリはアブラムシやアゲハ蝶(キアゲハ)の幼虫の被害を受けやすいです。
予防方法としては防虫ネットをしたり、
環境に優しい忌避剤や木酢液を希釈したものを葉に散布したりする方法があります。
もしキアゲハの卵や幼虫、アブラムシを見つけたらすぐに捕殺するか忌避剤をスプレーします。
うどんこ病になったら
イタリアンパセリはうどんこ病になってしまうこともあります。
うどんこ病というのは葉に白い斑点がぽつぽつ出来始め、
そのうちうどん粉をまぶしたように葉や茎が白くなる病気です。
放置しておくと次第に生育不良になって枯死してしまいます。
春と秋に発生しやすく、風通しが悪いとかかりやすくなります。
症状が軽い場合は白くなった葉だけをちぎって様子を見ます。
それでも広がる場合はカリグリーンなどを散布しますが、
薬剤に抵抗があるのならその前に木酢液を希釈したものを散布してみてもいいと思います。
まとめ
イタリアンパセリは基本的には丈夫でつくりやすく、長期間収穫ができるうれしいハーブです。
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